こんにちは、せっきーです!
いつもご覧頂きありがとうございます
先日丸善やジュンク堂書店で使える株主優待が届きました
今回は丸善CHIホールディングスの株主優待についての分析です
本音で書きますのでぜひ参考にして下さい
丸善CHIホールディングス 財務分析 お買い得か?
~目次~
- 書店業界及び丸善HDの特徴 - 業界最大手かつ電子書籍の受注続伸
- 財務諸表分析 - 高い伸びの営業利益率を見せる
- 株主優待情報 - 少額で投資できる点に強みあり
- まとめ - レーダーチャート図
1. 書店業界及び丸善HDの特徴 - 業界最大手かつ電子書籍の受注続伸
丸善CHIホールディングスは丸善・ジュンク堂書店やhontoブックサービスを展開する会社です
書店業界では業界最大手の規模を誇り、業界2位の紀伊国屋書店に売上高ベースで500億円近い差をつけています。
しかしこの業界の懸念事項として業界規模の縮小があります
事実紙媒体の市場規模は1996年をピークに2018年には半分以下になりました
しかし、丸善HDは売上高こそ微減傾向となっていますが、本業の利益である営業利益は毎期大幅な増益を示しています (下記棒グラフを参照)
実は丸善HDの文教事業は電子図書館や電子書籍に力をいれており、これら利益率の高い事業が丸善の営業利益を支えています
企業を運営する観点では売上高よりも営業利益の方が重要ですので、高利益率の文教事業を持っていることが丸善の強みでしょう
以下2以降で財務状況を細かく見ていきましょう
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2 財務諸表分析 - 高い伸びの営業利益率を見せる
財務指標 | 数値 | 評価 (5段階) | 備考 |
業界規模 (売上高) | 171,621百万円 | 5 | 書店業界最大手 |
成長性 (5年平均売上高成長率) | -0.4% | 2 | 紙媒体市場の縮小に伴い減収傾向 |
収益性 (営業利益率) | 2.0% | 3 | 近年大きく増益傾向 |
安全性 (自己資本比率) | 30.9% | 4 | 書店業界の平均(約20%)を上回っている |
割安感 (PER) | 18.8倍 | 3 | – |
上記が丸善CHIホールディングスの代表的な指標の財務分析結果です
会計に馴染みのない方には指標の意味の理解が難しいと思いますので5段階で評価をつけました
1 悪い 2 業界平均以下 3 業界平均並み 4 業界平均を上回っている 5 非常に優秀
のイメージです
業界によって各種指標の平均値が大きく異なりますので、あくまで同じ業界内で比較している点には注意して下さい
5段階評価は同じ業界内での評価です
参考までに以下の表を見て下さい
例えば売上高営業利益率を見て下さい
売上高営業利益率は、売上に対してどれだけ利益を生み出せているかを測る指標です
この通り業界によってバラツキがあるのが分かりますよね
金融業界は平均して15%くらいもあるのに対し、小売業は3.8%しかありません
売上高営業利益率8%の会社があったとしても、その会社が金融系ならば収益性は低いと言えますし、仮に小売りなら収益性が高くて優秀と言えるわけです
書店業界は売上高営業利益率の平均が約2.2%ですので、丸善CHIホールディングスの収益性は業界平均並みと判断しました
以下財務諸表分析の結果をレーダーチャートでまとめたものです (株主優待については3で)
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3 株主優待情報 - 少額で投資できる点に強みあり
株価 1株375円 最低投資額37,500円 (100単元)
株主優待 500円分商品券
配当利回り 1.33%
配当金 1株2円
配当利回り 0.53%
⇒ 総利回り 1.87%
丸善CHIホールディングスの総利回りは非常に高いとは言えませんが、少額で投資できるという強みと商品券の使用に金額の使用制限がないというメリットがあります
本好きの方には丸善の株主優待一択と言っても過言ではないでしょう!
まとめ - レーダーチャート図
以上まとめのレーダーチャートです
参考にしてください
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