【本当にお得？】日本マクドナルドHD 株主優待【企業財務分析】

こんにちは、せっきーです！

先月届いた日本マクドナルドHDの株主優待を使ってお昼ご飯を食べてきました

マクドナルドってたまに無性に食べたくなることがありますよね　笑

さて今回はマクドナルドの株を買ってみたいと考えているけど投資先として適切なのかを財務の観点から検証します！　ぜひ皆さんの投資先の検討に役立てて下さい

日本マクドナルドHDを財務分析！【株主優待】【企業比較】

～目次～

いわずも知れた世界的ハンバーガーチェーン、マクドナルド。

皆様、日本マクドナルドHDの業績にどのようなイメージをお持ちでしょうか？

日本国内では一時異物混入事件をきっかけに顧客離れが進み、2015年には約350億円の過去最大赤字を計上することとなりました。

2015年には150店舗以上が閉店し表参道などの一等地から次々のマクドナルドが撤退したことから、今もマクドナルドの業績に良いイメージを持っていない方も多いかもしれません。

ところがサラ・カサノバ氏への社長交代を機に一転、当時のイメージとは裏腹に日本マクドナルドHDの業績はV字回復し、2019年には創業以来過去最高の売上高を計上するに至りました。

また、2020年より本格的に始まった新型コロナウイルス不況で外食産業が軒並み減収・減益を強いられる中、日本マクドナルドHDは唯一増収・増益決算を続け、2020年決算においては過去最高益を記録するという好調ぶりを発揮しました

いやー・・・社長の影響力ってすごいんですね。

このようにコロナ不況の中でも強さを発揮する理由には業界でいち早くテイクアウトに対応できた点や、保有する固定資産が少なく赤字になりずらい企業体質など様々な理由が考えられますが、今回は財務指標にスポットを当てて日本マクドナルドHDの強さを解説していきます

外食産業で日本マクドナルドHDが一人勝ちの理由が分かると思いますよ！

さて、私の方で収益性・安全性・効率性の観点から競合他社とマクドナルドを比較してみました

収益性とは利益を生み出す力のことです

安全性とは、企業の倒産のしにくさのことです

効率性とは、少ない資産でも利益を生み出す力のことです

売上高営業利益率は収益性を示す代表的な指標、自己資本比率は安全性を示す代表的な指標、総資産利益率(ROA)は効率性を示す代表的な指標ですが、説明が長くなりますのでここでは割愛します

これらいずれの指標も数値が大きい方が優秀ということだけ知って頂ければと思います

以上を踏まえて今一度上記の分析結果を見てみましょう

日本マクドナルドHDは全ての指標でずば抜けて優秀ということがわかるのではないでしょうか

外食産業はこれら３つの指標は比較的低い傾向にあるのですが、日本マクドナルドHDは実は全業界の平均に比べても優秀なんです。

このような良好な財務組織構造がコロナ不況の中でも成長を続ける要因となっていると言えるでしょう

マクドナルドは高い成長率を誇り、利益を稼ぐ力が強く、さらには潰れにくい優良企業であることは上記２で伝わったのではないでしょうか

値上がり益を狙う方はこのような財務分析(＝ファンダメンタル分析といいます)を行って投資先を決定する方も多いですが、長期投資を行う方の中には配当や株主優待が気になる方も多いですよね！

マクドナルドの株主優待はどの株主優待の本の中でも大体上位に入ってくるくらい人気なものですが、本当にマクドナルドの株主優待がお得かを検証していきましょう！

日本マクドナルドHD　
株価　　　　＠5,230円　（2021/10/4現在）　最低投資額　523,000円(100株)
配当　　　　1株36円　　　　　配当利回り：0.69%
株主優待　　約4,800円相当　　配当利回り：0.92%
⇒総利回り　1.61%

配当も含めた総利回りは1.61％という結果となりました

正直なところ1.61%は実はあまり高くありません。。。

最近月曜から夜ふかしで株主優待生活で有名な桐谷さんも「利回り4％以下は投資しない」と語っていました

ただし、日本マクドナルドHDの株主優待のメリットも挙げておくと、株主優待の内容が割引券ではなく無料引換券であるということです

調べてみると分かりますが、世の中の株主優待は無料引換券より割引券の方が多く、また一回に使用できる金額に限りがあるものが多いです

また、全国に多くの店舗があるため使いやすいという特徴もあります

さらに上記２で見たように、日本マクドナルドHDは成長性も高い上に潰れにくい企業と言えますので、ぜひ総合的に判断して投資するかどうかを決めて下さいね！

以下私の考える総括です！参考にして下さい＾＾